解体業者に相見積もりをとることは悪いことなのか?
解体工事に限らず、様々な工事を行う上で相見積もりをとることは発注者としては基本の姿勢となります。ひと昔前は違った風潮があったようですが、今では相見積もりを取るのが当然の事とされ、むしろ相見積もりを取らないことは発注者として怠慢であるとさえ言える風潮があります。解体工事は基本的に大きなお金が動きますので、少しでも安く、しかしサービスの質は良いところに依頼したいと思うのは発注者からしたら当然のことです。
ですから、相見積もりは発注者の基本対応となっているのです。
解体業者に解体を依頼する場合も、相見積もりは取るべきです。業者によって料金体系も異なりますし、複数の業者を比較することで、本当に依頼するべき業者を見つけることができるからです。今では発注者の90%以上が相見積もりをとっているとされています。そしてそれらを十分に比較検討して実際の発注へと向かうのです。また相見積もりをとることで、より良い条件で発注をできるかもしれませんので、相見積もりは積極的にとるようにしましょう。
相見積もりをとることは業者に対して不義理を働くことではないかと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの業者は相見積もりをとられることは当然のことだと考えています。今は解体業者のおかれている建築業界も自由競争の時代ですから、相見積もりをとられることに拒否感を示す業者はほとんどいません。しかしとはいえ、一部「相見積もりはお断りしています」という業者が存在していることも事実です。ほとんどの業者が相見積もりを受け入れているとしても、まったくのゼロではないということを覚えておきましょう。
一番良い方法は、見積もりを取る際に「相見積もりは可能か」ということを聞いてしまうことです。この時点で聞いておけば、後々なんらかのトラブルに発展する可能性は低くなります。また、最近ではインターネットの一括見積りサービスなども充実していますので、参考をかねて利用してみるのも良いでしょう。インターネットの一括見積りサービスで事前に情報を収集してみると、思っていた以上に色々な発見があるかもしれません。