長屋の解体について

長屋の解体について

2017/4/25

長屋の解体について

長屋とは、2戸以上の住宅が、階段や廊下を共用しないで繋がっている住宅のことです。特に近畿圏では、大阪市内の下町に多く見られるのが長屋式の住宅です。文化住宅という言葉を聞いたことがあると思いますが、この文化住宅が俗にいう長屋を指します。

長屋を解体するのは、簡単なことではありません。熟練度によって出来映えに大きな差が出ると言われるのが長屋の解体工事です。長屋を解体した時、残す方の物件の補修費は解体作業を行った側が負担するのが一般的となっています。しかし、あくまでも現状維持と同等程度の補修というのが原則です。より良いものを求められた際には長屋の家主が費用を負担する等、ケースによって変わってくるのでしっかりと確認をしましょう。こういった補修にはトタン補修、モルタル補修、サイディング補修という様々な手法があります。また、法律により、長屋の所有者の同意がなければ解体作業は施工できないことを知っておく必要があります。同意を得るのがとても難しい場合もあるので注意が必要です。その場合には、顧問弁護士に相談するなど適切な対処が求められます。

切り離しの費用の例として、大阪市城東区の長屋の場合、解体費用66万円、補修費用60万円、付帯費用は4万円という金額の例があります。工事にかかった日数は11日間で、この期間は綿密な計画によって解体作業が行われます。福岡県の北九州市の施工例では解体作業だけではなく、駐車場までも造られたケースもあります。その際の解体費用は88万円で、駐車場をつくる費用が53万円でした。解体日数は9日ほどで、補修日数は4日、駐車場をつくる日数は6日ほどだったそうです。長屋が解体されて駐車場までもが造られると雰囲気も一気に変化するので、長屋の家主の希望でこういった工事を行うケースもあるようです。愛知県の例では25坪の長屋の解体に234万円という高額な費用がかかった場合もあったようです。

このように、長屋の解体工事を行う際には予算に合わせて家主と慎重な議論を重ねる必要が多々あります。過去の事例では弁護士に相談する必要が生じた事もあるようなので、円満に工事を進めるためにも事前にしっかりと打ち合わせを重ねるようにしましょう。

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