家の解体を自力でするのに資格は必要なのか?
家を解体する費用を抑えたくて業者に頼む事なく、自分で解体工事をしたいと考えている人もいますね。しかし、何の資格もなく解体工事をしてもいいのでしょうか。
・特別な資格は必要ないが、申請は必要
自分の所有している家を自分の手で解体する時には、特に資格が必要になる事はありません。木造でも鉄筋でも事業として解体する時には、資格がいります。自力で解体をするのなら危険性が伴いますが、資格が必要になりません。
しかし、事前申請は必要になります。解体工事をするにあたり工事前に必要な申請と工事に提出する申請があります。多くの解体工事において工事前に建築リサイクル法の届け出と道路使用許可申請をしないといけません。
それから木造家屋の解体工事をする前にガス、ネットなどのライフラインを止める必要もあります。ですが、水は解体工事の時に利用する時がありますから、止めないようにしましょう。
また、解体工事が終了したら、1か月以内に建物減失登記が必要になります。さて、解体工事を自力でする時の基本的な手順を簡潔に言うと、まずは木造家屋内にある不用品を撤去します。
次に、解体工事に取り掛かります。瓦や石膏ボード、窓ガラスなどの撤去をしたら、建物の木造部分を解体していきます。木造家屋全体の解体が済んだら基礎の撤去をして整地にしていきます。
解体費用を安く抑えるために自力で解体するには、それなりのリスクも伴います。十分に検討してから行いましょう。