解体工事する前に近隣に挨拶しよう
解体工事をするにあたっては近隣の人にもいろいろな影響が出るリスクが付いてきます。例えば騒音、ネズミの大移動、アスべスト、埃の飛散など。ですから、これから解体工事をしようとする時には、近隣の人には解体工事をする事を伝える事は最低限のマナーです。
・挨拶は誰がするべきなのか?
まずは施主がするのは当然です。きちんとした解体業者ならば業者の人も挨拶はするはずです。ですが、業者がしたのだからそれでいいや、というわけにはいきません。そうしないと近所の人からしたら工事を依頼したのは施主なのに挨拶もないなんて、という事になります。
あいさつ回りをする時には解体業者の人と一緒にするのが一番理想的です。業者に専門的な解体工事に関しての疑問に答えてもらう事も出来ますし、施主が足を運ぶ事により事情を理解してもらいやすいからです。
一番いいのは業者の人と一緒に挨拶に行く事ですが、お互いの時間の都合がつかない時には、先に施主だけが挨拶に行きます。その時に後ほど業者の方からも説明がある事を告げておきましょう。
さて、挨拶に行くタイミングですが、あまりにも早い段階に行くと相手に失礼です。ですから工事を始める2日前くらいに行くようにするといいでしょう。
・業者がする挨拶の意味
解体業者が挨拶をする理由にはまずは、工事をする事で迷惑をおかけします、というお詫びの意味があります。他には、工事の内容を説明する必要性からです。挨拶に行った時には、これから行う工事内容とそのスケジュール表を渡します。
どのような手順を踏んでまた期間はいつまでか詳しく説明するのです。業者から挨拶状の他にも、普通はタオルや洗剤などの手土産をお渡しするものです。ただ、例えば解体工事をした後にその土地に新しく新築を立てる時には、先に解体工事の時に挨拶をしていれば、再度の挨拶は必要はありません。
度々あいさつに訪れては向こうの都合もありますし、逆に失礼になってしまう事があります。さて、いざ挨拶をする時にはその範囲はどの程度まででしょうか。あいさつ回りをする範囲はケースにより違いは出てきますので、明確に何軒隣りまでとは言えません。
しかし、普通はあいさつ回りする時には解体する家屋の隣の家、向かい側にある家、裏の家にはしておくべきです。解体工事はそれなりの大掛かりな工事になります。家を丸々一軒壊す事もあるのですから、その事で発生する問題も多くあります。
後で近所の人にクレームを入れられる事がないように、しっかりと挨拶と説明をしておくべきでしょう。