解体工事に使用する機材

解体工事に使用する機材

2017/4/29

解体工事に使用する機材

解体工事に使用される機材には色々あり、解体する場所や状況によって様々な道具を使い分けていきます。

まず柱や梁などの建築木材を解体する場合には、金槌やのこぎりなどの通常の建築作業に用いる道具を使います。
基本的な解体手順は屋根から下に進み、外装から内装、そしてコンクリートでできた建物の基礎部分へと、通常の建築行程の逆の作業を行います。
こういったことからも解体と建築は表裏一体の関係にあると言えるのです。

通常の大工道具以外に使用されるのは、くぎ抜き用のバールや木槌等です。
木槌はその名前の通り全て木で出来ていて、大きさも通常のハンマー程度の大きさから両手で持つ物まで多数あり、建築時には柱や梁などを結合させるために用いられる道具ですが、解体時には壁を打ち崩したりするときに活躍します。

建築部分の撤去が終わると、次に建物の基礎部分の解体に進みますが、コンクリートの基礎部分は通常の金槌やのこぎりなどを使用できないため、主に手持ちの掘削機が使用されるのです。
重機で解体する場合もありますが、配管や水道が生きているケースもあり、慎重に解体するならば手持ち掘削機で少しづつコンクリートを削っていくのがより安全な方法なのです。
手持ち掘削機の先端部分は取り換えが出来るようになっていて、トイレやお風呂場などのタイルを撤去するときには平たいヘラ状の先端部分を用いて剥がしていき、コンクリート部分を掘削するときには尖ったパーツに交換します。
コンクリートの基礎に等間隔で穴をあけると、全体が脆くなり亀裂が入るため、後はバールでこじ開けたり大型の木槌などで力任せに簡単に崩せるのです。

解体で使用される重機にはダンプカーやショベルカー、それにクレーンカーがあり、クレーンカーの使用方法は主に梁部分の撤去作業や、解体で出たガレキをまとめて移動させる時などに使用されます。
ショベルカーは短時間に広範囲の解体を行うのに向いていますが、細かい部分の解体には向いていないため、職人による手作業と併用して使用されるのです。
ダンプカーは解体で出た膨大なガレキを運搬するのに使用され、解体現場とガレキ処理場を何度も往復することが想定されるため、複数のダンプカーがガレキ運搬に使用されるケースも多いです。

解体機材や重機は、解体業者が全て所有している場合もありますが、これらの機材をリースしている業者も存在するため、そういったリース会社を利用している解体業者もいます。

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