解体工事の知識

解体工事の知識

2017/5/1

解体工事の知識

一言でただ単に、解体工事という言葉を述べたとしても、その解体の対象物件である建物の形といったものは実に様々なものがあり
それぞれの建物の大きさや仕様、工法、周辺環境それぞれに合った解体方法や手段などのあり方が、どうしても必要になってきたりします。

現在の我が国内で最も多い建物仕様のものとしては、木造家屋・鉄骨家屋・RC(鉄筋コンクリート仕様)家屋の、それぞれの3つが一般的に多いものとして挙げられます。
それらの中でも木造家屋の建物や施設などが建築費用のコストが最も低いうえに、木造であるゆえに解体作業などもやり易く、廃材なども処分をしやすいという点で、解体に掛かる諸費用などもあまりそれ程掛からない点でメリットがあります。

これに対して、鉄骨家屋やビルなどをはじめとするRC家屋・RC建造物などの場合には、今話した木造家屋などよりも建築構造そのものが複雑であるうえに建物規模などもかなり大きく、敷地面積なども広範囲であり建築費用のコストなどもかなり高いといえます。
そのため、解体費用などは木造などの場合よりもかなり掛かり、とくにRC建造物などの場合には解体のための技術や廃材置き場の確保、解体用の重機や廃材運搬用の車両の乗り入れなども、立地条件や周辺環境などによってはかなり難しい場合もありますので、さらなる解体費用に加えてそれ以外の諸設備などに必要な分でのコストが掛かる場合も考えられます。

そのためかなりなコストでの合計費用が掛かる事態も考えられますので、
家屋や建造物の分の解体費用だけではなくて、廃材の破片の飛来や落下などによる防護設備の設置なども、
場合によっては特殊かつ高度な技術仕様であるものなどを用いたりするような場合なども十分に有り得ます。

そして、先程も話したようにRC建造物等の場合で、立地上において解体重機や廃材運搬車両などの乗り入れなどが近くで出来ないような事態も考えられます。
このため人手での解体手作業となり、費用が割高になる場合もありますので、この点に注意をしなくてはなりません。
そして解体手作業の場合にはそれだけに関わる作業人員の人数が多くなる事は必然といえます。

解体人員数だけではなくて、立地及び道路状況などにより、そこでの交通整理のための人員が必要になったりする場合がありますので、人員の数が多い程、それらの人件費の分が加算をされて解体費用が割高になるといった結果になります。
そうした人件費などによる加算に加えて、今度は工事車両のための駐車スペースの確保が必要な場合に、それ自体の確保が出来ないような事態も考えられます。そのような場合、有料で提供されたりする工事車両のための駐車場の確保なども必要になってきます。

そしてその分の有料の場合での駐車場費用などは解体費用への加算がなされる形になりますが、都市部などにおいてはどうしても場所によって、駐車場の確保の面で費用が高額になったりするような場合が多いので、その点にも注意をしておく必要があります。
今度はこれはとくに、RC家屋・建造物等の場合にいえる事ですが、この場合の物件の解体作業を行う際には、コンクリート破片や鉄筋の屑などが解体の際に周囲へ飛び散ったりする可能性が大きくなり、ある程度の周囲への影響をもたらしたりするような事態も予測をされたりします。
また、発生する埃や粉じん、騒音などの拡散を防止したりする必要性もありますので、このため、それらの何れのものに対しての養生設置策を行う必要性が出てきます。

それだけに今度はその養生設置策分での費用が掛かりますので、この点を解体工事の際には留意をしておかなくてはなりません。
都市部などにおいての住宅密集地ではとくに、それらのコストが多大に掛かるという事態も大いに考えられますので注意が必要です。
そしてここで、解体事業者の選び方に関しての効率よい方法について触れてみます。
一番理想的な事業者としては、解体依頼者の不安を取り除いて安心できる、適正な価格で工事を請け負う、トラブルを周囲とは起こさない良心的である業者をいいます。

しかしながら、そうしたしっかりとした解体事業者を見つけていくという事はある程度の困難が予想されますので、決して簡単なことではありません。
このため、業者選びをしていく際においては条件として─

  • 家屋解体工事専門業者である事
  • 法律上の登録や認可を受けている業者である事
  • 頭説明のみではなく書面できちんと説明をする業者である事?安過ぎない見積書を出すところ
  • クレーム・事故などにきちんと対応をする事
  • 必要書類を発行してくれる?あらかじめ決められた期限で回答や対応をしてくれる業者である事

等々です。以上の5つの面において、しっかりとしている事業者がベストですが、現状としてはやはり、これらの面をきちんとしているような業者は実際には少ないといえます。
このため、これらの5つの半分以上の面でしっかりしている業者を選んでいく事が無難かもしれません。

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