知っておくと得をする、解体に必要な費用アレコレ。

知っておくと得をする、解体に必要な費用アレコレ。

2017/5/8
知っておくと得をする、解体に必要な費用アレコレ。 解体工事とは、今現在建っている建築物を壊して土地を別の事に使うための作業です。
私も以前勤めていた建築会社で幾度となく聞いた話でした。
勿論、その土地に現在ある建物を解体して新しい建物を建てる為です。
その中でもよく聞くのはやはり設計士さん目線のせいか「費用」に関するものでした(設計関連部署では特に「費用」と「期限(開始から終了の日付)」は、とにかくハッキリさせるようにといつも言われていました)。

事務員でしたので直接かかわる事はありませんでしたが、聞いているうちに好奇心で調べた物や、いつの間にか知ってしまったものなどの中で知っておくとお得、または困った事態を回避できるかもしれませんのでお話します。

解体工事と言えば産業廃棄物(残土なども時に含まれますね)は切っても切り離せないものです。
解体工事はただ今ある建物を壊して終わりというものではありません。
壊す「工事」なので、勿論費用がかかります。
それは同じ木造家屋であっても「構造の違い」で金額が変わってしまうのです。

構造と言いますと一般的な物なら「日本家屋」が一番に浮かぶのではないでしょうか?
この「日本家屋」の建築の再使用されるのが「在来工法」です。
梁や柱のある昔ならでわの日本の家がそれに該当します。

次に近年多いとされているのが「ツーバイフォー工法」です。
こちらは木材を壁に使用しています。
別の呼び名だと「木造枠組壁構法」という、何だかすごい呼び名がありました。

最後に紹介するのは私が以前勤めていた会社がプレハブをメインとしていたことからよく聞いていた「パネル工法」です。
大手メーカーでもおなじみと言ってもよい物で、あらかじめ工場で加工して現場で組み立てていくという工事方法をとります。

この様に、構造が違うのですから解体時のお値段も勿論違いが出てきます。
もし、解体する予定の家屋があるのでしたら先に調べておくとあと後いいかもしれません。

しかし、構造の違いのみで金額が変わるわけではありません。
やはり、建物の坪数が大きくなればなるほど値段も高くなります。
それ以外にも解体すると出てきてしまう産業廃棄物(材料)によっても、値段に変化が生まれてしまうのです。
この場合材料の「廃棄処分費用」が高いとされるものならまた費用が高くなってしまうのです。
どうやら解体工事のコストはこういったところからも産出されてしまうのです。
ちなみにこの時、トタンや鉄骨はリサイクルとして売却できるので実はお得になります。
逆に「アスベスト」などが含まれている古い家屋などは周りの影響を考え、手間暇が非常にかかる為(事前に調べたりもする為)にコストがどうしてもかかってしまいます。

ここまでは解体する家屋本体のお話でしたが、実はほかにもコストがかかっている場所があるのです。
それは解体するための工事の費用です。
いくつか例を挙げれば、仮設用トイレ・仮設用水道・仮設用電源に足場などに始まり、規模によっては事務所まで必要になってしまった場合はさらにコストがかかってきます。
これらは「解体工事の為の仮設工事」というものです。
仮設トイレは言わずもがな、工事作業員の人達が使用するトイレで絶対になくてはなりません。
仮設用水道に関しても、工事現場での機材によっては土煙などで調子が悪くなってしまうものもあるでしょうから洗い流さなければなりません。
こちらは貯水タンクとセットになっていることがほとんどです。
仮設用電源はもはや使用する工具や器具には必要不可欠です。
ちなみに電気屋さんに設置以来をします。

最後に足場ですが、これがない解体現場は見たことがないのではないでしょうか?
作業員さん達の高所での作業や、近隣への埃の飛散を防ぐ際に役に立ちます。
この足場の組み立て作業が一番人件費を算出しているのではないのかと思うほど大掛かりな作業になります。
それほどまでに基本的で、尚且つ大事な作業なのです。
ちなみにこれらの足場にもいくつかの種類があるそうで、昔は丸太を縛って組んでいただけだったとか。
今は単管足場や枠組み足場というよく見る物が主流の様です。
これらに養生を設置して近隣への埃の飛散対策をすれば足場が完成すると言う訳です。
それから、これらの仮設工事は事前届の7日を待たずに始められる作業です。

解体は他の建物を建てるために、ただ土地を更地にするという単純な物ではないのです。
「人件費」と「産業廃棄物の処理の費用」を足したものが「解体時にかかる費用」とあるように、様々な費用の発生があちこちに見られます。
そこに工法による作業や仮設工事などの費用などが加わるのですから、建てるのにも費用は掛かります。
そして、解体にも費用がかかります。
この先で建て替えの予定などがある方々もいらっしゃるでしょう。
その場合は一度調査など以外にも予備知識を持っておかれるのもいいかもしれません。
そして、これらの知識が少しでも役にたつと良いと思っています。

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