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宮城県は震災の影響もあり、全国的にみて空き家の割合が非常に少ない地域です。これは2011年の震災後の住宅確保に空き家が活用されたからだと言われています。しかし、復興によって住宅の再建が進むにつれ、徐々にではありますが再び空き家の割合が増加してくる可能性も指摘されており、今後、宮城県での解体工事の需要はさらに高まってくるでしょう。

宮城県の解体工事の特徴は土地の広さによる業者の確保の難しさにあります。沿岸部から内陸部まで広い土地を持つ宮城県では、解体工事に欠かせない重機の搬送に時間がかかる場合もあり、その場合には解体工事の費用も割高になる傾向があります。その為、営業エリアを一定の範囲に設定している業者も多く、場合によっては希望の地域で解体工事の業者が確保できない事もあるかもしれません。一般的には業者が営業エリアとして設定しているのは重機の搬送にかかる距離が片道一時間程度の場合が多いので、まずはインターネットなどで最寄りの解体工事の業者の営業エリアを確認しておくと良いでしょう。

営業エリアから少し離れた場所の場合、追加費用を負担する事で解体工事を依頼できる場合があります。できれば追加の負担は避けたいところですが、そんな場合には宮城県からの助成金の利用について検討してみる事をオススメします。全国で空き家対策が進む中、宮城県でも「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されて、それに伴って空き家の解体促進のために地域で助成金を設けている場合があるのです。空き家の解体を検討されている場合は、業者の選定だけでなく、こうした助成金について地域の役所に相談してみましょう。また、業者によっては助成金についてアドバイスをしてくれる場合もありますから、気になる事は色々と相談をしてみるのが良いでしょう。

また、それでも希望のエリアで解体工事の業者が見つからないという場合は、県境の地域であれば宮城県以外の地域の業者の利用も検討してみる事をオススメします。解体工事の費用の相場や業者の評判など分からないことが多いと思いますが、複数の業者から見積もりを取ったり、それらを一括で代行してくれる仲介サービスの利用も検討するなど、出来る事から少しずつ取り組んでいきましょう。