テナントの解体

テナントの解体

2017/4/24

テナントの解体について

テナントの解体には「内装解体工事」と「原状回復工事」などが必要になります。この2工事は退去時の工事が異なります。

テナント物件を借りた場合、内装工事を行って照明器具の取り付けや空間演出などのための工事を行います。その後、事務所や店舗を退去する場合は、元々あった借りた時と同じ状態に戻すという原状回復義務があります。このような原状回復義務の基づいて行われる作業の一部が「内装解体工事」で、物件の構造物以外の内装を撤去したり破棄したりします。内装解体工事は内部造作と呼ばれるパーテーションやカウンター、厨房機器などを部分的に解体撤去する場合も含められたりします。

それに対して「原状回復工事」は、その物件を借りた時の状態に戻すために行われる工事のことです。前述の内装解体工事との違いは、内装解体工事後に「修繕」という作業があるかどうかです。ただ、テナント物件は原状回復というのは入居時の状態に戻すというスケルトン戻しが多く取られています。そのため、内装解体工事は、原状回復工事に含まれているといえます。

テナント物件の多くは既に管理会社やビルオーナーによって工事業者があらかじめ決められており、それ以外の業者の工事は許可していないところも多くなります。そのため、契約時にはこの点を確認しておきましょう。その際、内装解体工事と原状回復工事のそれぞれの違いをしっかりと理解しておくと、工事がスムーズに運びます。

建物解体と内装解体にはそれぞれ専門業者がおり、それぞれの業者によって得意な分野や不得意な分野が異なります。建物解体は重機を使用して解体工事を行います。そして、内装解体はマンパワーで作業します。特に決まっていないという場合、やはりそれぞれの専門業者へ依頼するのが最も安心といえます。

テナント物件の解体工事は一般的に見ても取り扱いの頻度が多い内容です。商店街で店舗が入れ替わる際の工事など、買い物帰りに見かける事がありかもしれません。このように比較的に施工の頻度が高いテナント物件の解体工事では、業者も手順が分かっているケースが多いので打ち合わせがスムーズに進む場合があります。テナント物件の解体工事を検討されている場合は、テナントのオーナー等とも相談をしながら、円滑に工事が進むように打ち合わせを行うのが良いでしょう。

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