建て替えとリフォーム、どちらを選ぶ？

家の改修を考える時、「リフォームの方が安くて得！」と安易に考えていませんか？リフォームの方が安い！と目先の金額だけで選ぶのはとても危険です。

今回はリフォームで間に合っても、数年後に建て替え工事が必要になるケースもあります。何度もリフォームを繰り返すなら、1度の建て替えで終わらせた方が手間もかからず、最終的に支払う金額も安く済ませることができます。

しかし、築20年だからリフォームが良い、築25年だから建て替えが良いと、単純に築年数で判断することは出来ません。基礎や構造の痛み・予算・間取り・家族構成・ずっとこの土地で暮らすのかどうか等、いろんな要素を総合して判断していきましょう。

家を支える基本的な部分がしっかりしていて、耐震や断熱性にも問題がないのであれば、当分のあいだ工事をする必要を感じることはないでしょう。リフォームをして数年後にまた工事、ということはありません。

しかし構造部分に問題があったり、耐震性・断熱といった大きな改修を必要とする悩みがあるなら、リフォームを選んでも、数年後にまた工事を検討する必要が出てきます。家に住んだままでの工事も難しいため、仮住まいへに引越す必要が出てきます。費用や労力を考えると、トータルでは建て替え工事の方がお得と言えるでしょう。

家の状態やこれからもずっと今の家に住み続けるかどうか大切なポイントです。

リフォームをすすめるケースには次のようなものがあります。

・売却の可能性がある
・賃貸に出す予定がある
・二世帯住宅を考えている
・基礎や耐震に問題がない上に建物が丈夫

それに対して、建て替えをすすめるケースは次のようなものがあります。

・ずっとこの土地で生きていきたい
・断熱や耐震補強をしっかりしたい
・間取りを大きく変えたい
・全体的に劣化している。
・リフォーム費用と建て替え費用が大きく違わない

建て替えとリフォームのどちらにするかを検討されているのであれば、これらの情報を参考に、まずは将来についてご家族とじっくり話し合ってみてください。