二世帯住宅に改築するデメリット4つ
二世帯住宅は、良いこともあれば、お互いの価値観や生活リズムの違いから、ストレスとなることもあります。二世帯住宅で暮らすデメリットを知っておけば、同居が始まってから「こんなはずじゃなかった」と後悔することは少なくできます。
二世帯住宅で暮らすデメリットを4つ紹介します。
価値観の違い
まずは価値観の違いについてです。親世帯と子世帯では、育ってきた時代背景や社会的感覚が違います。料理の味付けや、掃除や洗濯の仕方など、自分の普通と相手の普通が違うことで口を出されたり、逆に言えずにストレスを溜めてしまうこともあるでしょう。お嫁さんの立場であれば育った家庭も違うので、いい悪いではなく「自分だけ文化が違う」感覚もあるかもしれません。普段の生活でのことなので、はじめは小さな不満でも、たまれば大きなストレスとなって、嫁姑問題にまで発展する場合もあります。
生活リズムの違い
次に生活リズムの違いです。子育て中や働きざかりの子世帯と、熟年を迎えた親世帯など、生活リズムが違うことでストレスを感じることもあります。「夜にトイレを流す音で目が覚めてしまって眠れない」など、どちらも悪くないような悩みも出てくるかもしれません。親子の結びつきが強い
また、親子の結びつきが強いという点も意外ですがデメリットになる可能性があります。親子は血の繋がりがありますが、夫婦は心の絆で繋がっていたとしても、元は他人同士です。特に親世代の母親は、息子や孫かわいさからつい干渉してしまうこともあります。たまに会うならその場だけいい顔をすることができますが、普段の夫との関わり方など細かいことに口を出されたり、孫を甘やかし過ぎて困る場合もあるでしょう。プライバシーが少ない
そして、やはりプライバシーが少ない点もデメリットと言えるでしょう。キッチン・風呂・リビングなど、両世帯で共用するスペースが多いと、それぞれが自分の時間や空間を持ちにくくなりがちです。プライバシーを確保するのが難しくて、家にいるのに落ち着かないと感じることもあるかもしれません。このように、二世帯住宅には様々なデメリットが考えられます。しかし、だからといって二世帯住宅を否定している訳ではありません。
どのような事にもメリットとデメリットが必ず存在します。
そうした中でデメリットに対しての予備知識を深めて心構えをしておくことで、些細なトラブルを回避する事ができるようになります。
二世帯住宅を検討する場合はそうした点を意識して家族同士でしっかりと話し合いをするのが良いでしょう。