木造住宅の解体について
一般的な木造住宅の解体工事を行う場合、費用を抑えるため分離発注方式で解体工事事業者に直接依頼を行うというケースが増えています。この方法は、最近では主流になりつつある方法で、その際は3社くらいに相見積りを取得するようにしましょう。最近では便利なインターネットの一括見積りサービスがありますので、目的の物件の条件を入力して相見積もりを取得するのがオススメです。
見積りを依頼する際、どの業者も特に注意して確認したいというのが解体工事現場の住所と建物の構造、また建物の大きさと解体工事の予定時期です。住所は現地確認しなければ正確な金額が出せないというケースもあり、予定時期については業者の繁忙期と重なってしまうと他の仕事との関係で対応ができない場合もあるからです。工事の時期の伝え方については、少し注意が必要で、解体がどうしてその時期になるかを丁寧に説明した方が良いでしょう。解体工事の予定が半年ほど先という場合は解体業者から見積りを断られるといったケースも少なからずあるようです。
また、建物の下に埋まっている物は、解体前に見て確認することはできないので、解体開始後にその存在がわかると追加費用が発生する可能性があります。そのため、建築図面で見えない部分を事前確認することが、金銭トラブル防止の大きなポイントになります。他には、アスベスト含有素材の場合の見積書の作成を摂ることも大切です。解体工事を行う前にこれらのことを細かく確認するようにしましょう。
解体業者と最終打ち合わせ後に契約締結をします。そして、解体業者に代行してもらうなどして解体工事前の建築リサイクル法に基づく届けを行います。近隣へ挨拶し、ガス会社や電力会社への解体工事による停止依頼連絡をします。あわせて、屋内の整理と仮住まいへの引っ越しを行います。こうして、建物の解体工事に取り掛かる事になるのです。
解体工事をリーズナブルな料金で行うためには、見積りを解体業者に直接複数社取り、現地調査には立ち会いをする事をオススメします。見積書の内容は必ず解体業者に確認し、契約前に工事内容を解体業者と確認することが大切です。