解体業者を養生シートから見る

新しい家に建て替えたい、家を他県に引っ越すなど。生きていれば住居移動を考える時が来ます。そこでする事はその家を売りに出す事も出来ますが、いっそのこと壊していく人もいます。
　家を綺麗に解体していくには自分でする事も出来ますが、危険が伴う作業になりますので、できれば解体工事を業者にお願いしたいところ。そこで信頼できる解体工事の業者を見分ける方法を養生シートを基準に解説していきます。

・養生シートとは

　養生シートとは騒音や振動、粉塵やホコリの被害をできるだけ食い止める目的で使います。これをしていないと、騒音の問題や解体工事をしている時にほこり被害などを理由に近所からクレームが来る事も考えられます。
　解体工事の守りともいえる養生シートの使い方により、その業者が不良業者なのか優良業者なのかある程度の見極めができます。

・壊れているシートを使い続けている

　養生シートが破けているのにそれを使い工事をしている業者は安全管理の部分で問題があります。シートは消耗が激しいのでできるだけ長く使いたい、というのが業者の本音でしょう。
　シートを変える事はコストもかかります。ですが、破損しているシートを使い続けていてはその機能の低下が問題ですし、事故に繋がる事も考えられるのです。例えば破けている箇所に解体した瓦や資材が引っかかり、大事故になる事もあり得ます。
　それに破けているのですから、そこからホコリや粉塵などが吹き出てしまいます。これでは周囲の住民の家に飛散して、家を汚したり洗濯物にも被害が及びます。クレームが近所から来ても文句が言えません。
　ただ、新品の要請シートばかりを使う業者も実は要注意です。新品のものに頻繁に変えているという事は逆に言えば、それだけ扱いが乱暴と言えるのです。つまりは作業ががさつで結果的にシートを破く事が多いと考えられます。
　古くても綺麗で機能もしっかりと保持している養生シートを使っている業者ならば、作業も丁寧で職人のレベルも高いでしょう。また安全管理もしっかりとできています。

・プリントされた養生シートを使う会社

　養生シートの会社名をプリントしている所は消耗品になる要請シートにお金をかける事ができるという意味では、儲けがあり、経済的にゆとりのある会社と言えます。たくさんの工事を請け負っていて職人さんのレベルも高いと考えられます。
　優良業者なのか不良業者なのかちょっとした備品を見てみる事でもある程度は察しが付くことがある事を知っておきましょう。