解体工事のバイトの体験談

解体工事のバイトの体験談

2017/5/1

解体工事のバイトの体験談

私は普通の会社員ですが、解体する側にたったことがあります。
学生時代にアルバイトで家の解体工事をやりました。
主に壁を取り壊す作業をしていました。
柱は取り扱いが難しいのでプロの解体業者が行っていまいた。

大きなハンマーのようなものを振り回しでどんどん壁を壊していくのです。
上手く力を入れないと壁はへこむだけで壊したことにはなりません。
慣れてくるとだんだんと上手くハンマーを当てることが出来るようになっていきます。

1軒の家を解体するのに1週間ほど掛かりました。
壁や柱が取り壊されていくと次に行うのは、廃材を専用のコンテナに入れる作業を行います。
壁に使われている石膏ボードや木の柱を処分します。
柱は長いものだと複数人で運びます。
筋交いなどの細くて軽い柱は一人で運びます。

柱は解体中に裂けたり割れたりしているので持つ時に気をつけないと手を怪我をすることもあります。
柱は運びやすいのですが、厄介なのは石膏ボードです。
解体を始める前の状態なら比較的簡単に運ぶことは出来ますが、解体作業でハンマーを使い砕いているので粉々になっているものを拾い集めるのです。

マスクをしないと粉々になった石膏ボードの埃を吸い込むことになってしまいます。
ですからマスクは必需品です。
今は毒ガスマスクのようなものを使っている業者もありますが、私が行っていた時代はプロの解体業者も普通のマスクをしていました。

バラバラになった石膏ボードの破片や粉を集めてバケツに入れこれも専用コンテナに入れる作業をします。
何回も運ばなければならないのでこれは意外と大変な作業です。
もちろん重機も使用しますが細かいところは人の手でないと上手く行きません。

こんな感じで1日9時間くらい働いて日当は10000円くらいでした。
当時のバイト料としては高価な方だと思います。
他のバイトは時給で600円くらいが多かった時代ですので大まかに言うと倍ぐらい稼ぐことになります。
他のバイトと違い何時も仕事があるわけではありませんが、求人広告を良く見て何軒か解体作業に関わりました。

1度解体のバイトをやると、その解体業者から次があると声を掛けてもらえることが多いです。
やはりきつい仕事なのであんまり人気はありませんでした。
あるときはバイトは私一人なんて言うこともありました。
今現在でもこう言ったバイトは存在していますが幾らくらいもらえるのか分かりませんが、15000円から20000円くらいなのではないでしょうか。

今の物価から考えると20000円くらいなのかなあと思います。
何軒も解体工事をしていると自然と筋肉がついてきます。
体つきがだんだんと良くなって行きます。
こう言うバイトは探すのが大変かもしれませんが見つければジムなどに行かずとも筋力をつけることが可能です。

体力作りを考えている方は1度挑戦してみてはいかがでしょうか。


解体工事をしてもらう側にたったこともあります。
私が幼稚園児だったころ家の直ぐ前の道が拡張工事をする事になり家の一部がその対象になったのです。
その時は父親の判断で全てを解体するのではなく対象の部分だけ解体工事をすることになりました。

その間は生活しながら解体工事をしているのでとてもうるさかった記憶があります。
解体した部屋の分増築することも同時に行われました。
昼間は幼稚園にいっているので大丈夫でしたが、幼稚園から帰ってくると重機の音が家中に鳴り響いていました。

解体工事をしている間は家の中ではうるさくて遊んでられないので、いつも近くの公園に行っていました。
そして工事が終わる時間帯を見計らって家へと帰宅しました。
その時は小さかったので解体作業は初体験だったので家の内部が見れて面白いなと感じていました。
その時は祖母が健在で一日中家に居たので大変うるさかったと言っていました。

テレビの音なんか聞こえやしないと文句を言っていました。
私は幸い幼稚園と公園があったので騒音には悩まされずに済みました。
また家が出来ていく作業も見ることが出来たので大変新鮮な気持ちになったのを覚えています。
大きなプラモデルを作っているような感じがしました。

次に解体工事をしてもらったのは私が小学6年生のころでした。
私には弟がいてそれぞれの部屋を作ってくれることになり、新しく1軒家を建てることになりました。
そこで古い家は全て取り壊すことになりました。
重機を使い1週間くらいで全て片づきました。
その間は1週間家族みんなで親戚の家に行っていましたので、騒音は気になりませんでした。

一時的な仮住まいを作ってもらいそこで約2ヶ月くらい家が新築されるまで過ごしていました。
そんなに遠くなかったので、昼間学校が終わってから解体作業中の家を弟と二人で見に行ってました。
1度経験はあったのですが、今回は1軒丸ごと解体なので大きな重機が入りどんどん壊されていく感じでした。
少し恐い感じがしたのを覚えています。

その時は解体作業に従事している人はバイトなのか社員なのかは分かりませんでしたが、体格の良い人が多く働いていました。
天井の梁など普段の生活では見られない部分を見せてくれました。
子供ながらに大きいなあと感じました。
自分たちが普段やっている工作とは随分と違います。

私はどちらかと言うと新築の作業よりも解体工事の方が興味があってじっと見ている時もありました。
自分の工作では家でも学校でも壊す作業はしないので新鮮に写ったのでしょう。
今では家の解体作業は100万円から200万円だそうですが、昔より速く解体できるようになっているそうです。

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