解体工事の流れを知ってトラブルを回避しよう
解体工事の流れを理解することはトラブル回避にもなります
解体工事の流れを知ることは後々トラブルを回避するということにも繋がります。
もし理解されずにいたならば酷い業者に当たり、工事後とんでもないトラブルになるケースも実際に出てきており、業者間とのトラブルだけではなく、もしかすると隣人とのトラブルも引き起こしてしまう可能性もあるかもしれません。
だからこその知識でもあり、また自分にとってもプラスになる知識になるのではないでしょうか。
そこでまず費用に付いてになりますが、解体業者に見積もりをしてもらうことになりますが、電話での見積もりは凡そになりますので、もし工事をある程度考えていらっしゃるのであれば現場調査を行い正確な見積もりをしなければいけません。
解体業者に付いてですが、こちらは建設リサイクル法により床面積の八十平方mを超える物件に関しては届け業者のみが解体工事をすることが可能となっております。
もしここでそれを理解されていなければ、違法な解体業者に依頼してずさんな作業をされる可能性もありますので、臆せずに聞きたいことを聞き、許可書を持っているのかを確認させてもらうことが重要になります。
その場面で問題なく見せてくれる解体業者であれば大丈夫ですが、そうでない場合は別の解体業者に依頼することをオススメします。
それでは解体工事前にしなければいけないことに関してになりますが、電気やガスやアンテナや家財道具に不用品の停止と撤去、トイレ汲み取り、水道の移設は解体工事中にホコリを防ぐために使用されるので撤去をするのは後になります。
また解体重機が侵入できない場合には別料金が発生するので、状況を調査してくれますから、そのときに一番安い方法を選ぶようにしましょう。
もし交通量が多いと警備員を導入しなければいけません。
解体工事後に関しても登記されている場合には建物滅失登記を解体工事業者に証明書をもらってから登記しましょう。
仮にもし登記をしなければ10万円以下の処されるので覚えておきましょう。
家屋調査費用に関して
解体工事をされる場合、建設工事許可書の取得か登録をされてる解体業者しか作業をすることはできません。
周囲に何も無いような場合、敷地内での解体工事をされるのであれば問題はありませんけれど、住宅密集地や周囲に建造物があれば倒壊が問題になりますし、木造などは強固に固定された物は基礎だけになりますが、鉄筋などは解体に時間も掛かるので重機などがひつようになってきます。
また基礎そのものも深く、掘り下げる作業などから振動も起きてしまいますから、近隣にそれなりの影響を与えてしまうことにもなります。
地盤に関してはもしかすると軟弱で堀削するだけでも地盤変動なども考えられ、そのため近隣の建物が沈下するということも考えられます。
もし近隣の建物にそのような被害を及ぼしてしまったら、当然ながら損害賠償に発展する可能性は高くなっておりますので、そこをしっかりとしておかなければ、それがこちら側が引き起こしたことなのかも分からず判断も難しくなります。
ですから家屋調査をすることは重要でもあります。
ちなみに解体工事前に事前調査をすることになっており、解体工事後に影響があったのかを調査して判断することができます。
ですからもし工事後に被害の申し出がされた場合には無関係であっても補償しなければいけない状況になってしまうので、このような事態にならないようにするためにも、また解体工事後に問題なく対応するためにも調査は重要になってきます。
また自然災害などの場合には、これもまた同様に解体工事による損害なのかを調査する必要があります。
重機搬入に関して
大規模の建設物を解体工事する場合には大型クレーンなどの重機が必要になりますが、搬入することになりますので一般の小規模な住宅だと大変な作業になることもあります。
一昔前の話だと手作業による解体をされてからトラックに積み込むというのがセオリーでしたが、近年では大型重機搬入をすることにより解体工事をしていくことになります。
手作業というのは周囲にあまり問題を引き起こさない方法でもありましたが、ただ大型重機ともなれば粉塵などが巻き上がり近隣に大迷惑になってしまうことになってしまいますので、解体工事の日付までに近隣住宅地に赴き挨拶をしておくことが大切です。
これは小規模でも同じことが言え、建物も耐震などの設計により丈夫に建てられていますので、大型重機が必要になります。
もちろん解体工事の際には防塵シートで防ぐようにはしており、作業員もまたマスクやゴーグルといった身を守る格好もされておりますが、振動やホコリなどを完全に防ぐことはできませんので、同じように挨拶をしておくことは大切です。
解体工事に必要なことはまずは周囲に対しての配慮と業者選びを失敗しないことになりますが、もしこの先解体工事をされるのであれば、最低限のことを身に着けておくといいのではないでしょうか。